家庭で実践!古代エジプトの書記・アニからのアドヴァイス

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「いつもニコニコしていれば家庭円満。困っている人がいたら迷わず助けてあげなさい」「酒は飲んでも飲まれるな」など、古代に生きた書記アニからの、現代にも十分通用するアドヴァイスです。

テーベで発見された、アニのパピルス 紀元前1200年頃 大英博物館蔵
テーベで発見された、アニのパピルス 紀元前1200年頃 大英博物館蔵
目次

古代エジプトの書記・アニ

アニは、第19王朝(紀元前1293年頃-紀元前1185年頃)、新王国時代の人物です。

テーベで発見された、アニのパピルス 紀元前1200年頃 大英博物館蔵
テーベで発見された、アニのパピルス 紀元前1200年頃 大英博物館蔵

引用元:アニの『死者の書』

上は、古代エジプトで冥福を祈り死者とともに埋葬された葬祭文書、『死者の書』の一場面です。

絵の中の左下にいるのが、死者となり審判を待っているアニと、その妻です。

『死者の書』

『死者の書』とは、

さて、古代エジプト人の死者への思い入れは、ミイラ製作や様々な葬儀に現れるだけではなかった。死者の永遠の住み家となる墓や棺にまで、死者が冥界で生きるために必要な呪文を記したのである。こうした呪文は、時代によって形が異なっており、古王国時代のものは、ピラミッドの内部に刻まれ、『ピラミッド・テキスト』と呼ばれている。また中王国時代のものは、棺に記され、『コフィン・テキスト』と呼ばれている。そして新王国時代、呪文はパピルスの巻き物に書かれ、『死者の書』としてミイラとともに埋葬された。いずれにしても、これらの呪文書には、冥界の案内をはじめ、オシリスの復活や太陽神ラーにまつわる物語、冥界における魔除けの方法などが記されており、来世で遭遇するであろう様々な出来事から死者を守るためのものであった。

吉村作治(著).『貴族の墓のミイラたち』.平凡社.p.148.

アニのアドヴァイス 人との付き合い方

アニは人との付き合い方を、

ちょっと親しくなったからといって図々しいマネをしてはダメ。他人の陰口、悪口は絶対にダメ!

『クレオパトラとエジプトの謎』.宝島社.p.59.

今でも通用しますよね。

数千年の昔の地球の向こう側でも、人としてやってはいけない事というのが今とほとんど同じです。何だか面白いですね。

アニのアドヴァイス 一戸建て

また、アニはこうも言っています。

新婚の夫に対しての言葉なのですが、夫は妻に家を与えることを期待されていたということで、

「家を建てるか、探して買いなさい。

 議論をしてもしようがない。

「私の母の父が家を持っている」などとは言うな。

 あなたがあなたの兄弟と共有するときは、

 あなたの分け前は倉庫かもしれない」

ザヒ・ハワス(著). 吉村作治・西川厚(共訳). 2007-8-23. 『古代エジプトの女性たち よみがえる沈黙の世界』. 原書房. p.136.

妻の為に一戸建てを購入しろということ? いいですね!

家屋

当時の人々の家は、

 古代エジプト人が住んでいた家はしゅろの丸太の屋根と日乾レンガでできていた。部屋は小さく、漆喰が施されており、時には塗装されていた。居住区は毎年の氾濫より高い場所の肥えた流域に位置した。たいてい大きな町は川が主要交通手段であったためにナイルに近い場所にあった。

ザヒ・ハワス(著). 吉村作治・西川厚(共訳). 2007-8-23. 『古代エジプトの女性たち よみがえる沈黙の世界』. 原書房. p.137.

手に入りやすい日干しレンガではありますが、耐久性は低く、数十年で穴が空いたりしていたようです。

『クレオパトラとエジプトの謎』によると、庶民の家の間取りは、

庭付きの平屋建てで間取りは小さめの2DKといったところ。寝室と居間、予備の部屋があり、家畜を飼っている家庭は庭に飼育小屋を作っていました。

『クレオパトラとエジプトの謎』.宝島社.p.52.

家具(ベッド、椅子)

良質の木材が手に入りにくいエジプトでは、良く出来た木製のベッドなどは裕福な家庭だけが持てるものでした。

彼らは豊富に収穫された穀物と引き換えに、外国から木材や金属類などを輸入。更にその資金力で、工芸に携わる腕のいい職人たちを雇うことができたのです。 

多くの家はおそらくいくつかの腰掛けやマットぐらいしか備わっていなかっただろう。

 腰掛けは最も一般的に使われた家具で、平らではない土の床に適した簡単な三本脚のものから、ツタンカーメンの手の込んだ折り畳みのものなど様々な種類があった。

ザヒ・ハワス(著). 吉村作治・西川厚(共訳). 2007-8-23. 『古代エジプトの女性たち よみがえる沈黙の世界』. 原書房. p.142. 

『図説古代エジプトの女性たち よみがえる沈黙の世界』( p.143 )で紹介されている、大英博物館に収蔵されている「垂直な脚の木製の腰かけ」はこちらから見ていただけます。第18王朝(紀元前1570年頃-紀元前1293年頃)のものです。

下の画像はファラオの豪華家具です。

ツタンカーメン王の副葬品 エジプト考古学博物館蔵
ツタンカーメン王の副葬品 エジプト考古学博物館蔵

引用元:ツタンカーメン王の副葬品 _ Ovedc _CC-BY-SA-4.0

ツタンカーメン王のベッド エジプト考古学博物館蔵
ツタンカーメン王のベッド エジプト考古学博物館蔵

引用元:ベッド  _ Hans Ollermann_ CC-BY-2.0

関連記事(hanna_and_art’s blog):ツタンカーメン夫妻が描かれた黄金の玉座『エジプト神話の図象学』

書記の方々

エジプト考古学博物館の書記

書記の像 第4王朝 エジプト考古学博物館蔵
書記の像 第4王朝 エジプト考古学博物館蔵

引用元:書記の像 Copyrighted free use

関連記事(hanna_and_art’s blog):トレンドは黒で縁取ったアイラインとオークルの肌!(古代エジプトの化粧)

ルーヴル美術館の書記

第4王朝(紀元前2613年頃-紀元前2498年頃 古王国時代)の書記の像。手にパピルスを持って座っています。

エジプトのサッカラから出土した『書記座像』 ルーヴル美術館蔵
エジプトのサッカラから出土した『書記座像』 ルーヴル美術館蔵

引用元:書記座像  Ivo Jansch  CC-BY-SA-2.0

石灰岩と化粧漆喰による彫刻です。

こちらも第4王朝時代のものですね。その辺にいそうな、いえ、今にも動き出しそうなリアルさです。

書記になるには当然たくさんの勉強が必要でした。皆さん賢そう。

関連記事(HANNAの書庫):ルーヴルに座る古代エジプトの書記座像解説

中間管理職ケンヘルケプシェフ氏

今から3200年前、ケンヘルケプシェフという人物がいました。

父親から「勉強しなさい。そうしないと、ダメな大人になってしまうよ」と言い聞かされ、頑張って勉強し、晴れて書記になりました。

中間管理職として複数のファラオの墓の建設に当たりましたが、気の毒なことに、彼は不眠症に悩まされていました。

信じられない理由で仕事を休む(サボる)職人がいたりして、ストレスの多い毎日を送っていたようです。

彼を悩ます、職人の「信じられない欠勤理由」と彼からのアドヴァイスはこちらです「古代エジプト人はパン食い人」でビールも好き でも飲みすぎ注意

NHKスペシャル 知られざる大英博物館 古代エジプト

「王家の谷」造営職人長ホルエムケニシ氏

紀元前1040年から1030年の間に60歳くらいで亡くなった、ホルエムケニシさん。

ホルエムケニシさんは書記であり、神官としてはマディーナト・ハーブとナイル東岸にあるカルナックのアメン神の主神殿の双方の儀式にかかわっていました。

そんな彼のミイラを解体し、生前の生活や当時のミイラ作りの技術に迫るドキュメンタリー書籍『ミイラ解体』をご紹介古代エジプトのミイラを解体する『ミイラ解体』

大英博物館双書 1 古代エジプトを知る ミイラ解体 「王家の谷」造営職人長ホルエムケニシの生涯と死

アニのアドヴァイス 家庭円満

アニが書いた言葉に「彼女と手をつないでいると幸せだ。このことを知らない人は多い」とありますが、夫婦の姿を表した彫像や壁画には、手をつないでいたり、夫の腰に手を回している姿が多いですね。

夫婦の理想的な姿なのでしょうが、見ていて微笑ましいです。

矮人セネブと妻、子供たち  紀元前2520年頃 エジプト考古学博物館蔵
矮人セネブと妻、子供たち  紀元前2520年頃 エジプト考古学博物館蔵

引用元:セネブの家族像

カップル像( Raherka and Merseankh ) 紀元前2350年頃 ルーヴル美術館蔵
カップル像( Raherka and Merseankh ) 紀元前2350年頃 ルーヴル美術館蔵

引用元:Raherka and Merseankh

ルーヴル美術館の解説はこちらです。

家庭円満のためのアドヴァイス

もしあなたの妻がよくできた女性だということが分かっていたら、家の中で妻に指図をしてはいけない。もし妻がなんでもきちんとかたづけているなら、「あれはどこだ?」「あれをとってくれ」といってはいけない。口は開かずに、眼でよくたしかめなさい。そうすれば妻の手並みも分かり、妻に手を貸すのも楽しくなるでしょう。ここのところをわからない男が多すぎる。もし男のほうが家の中のいさかいを避けるなら、二度といさかいは起きなくなるはず。家庭を築くだけの男ならだれでも、軽はずみな心はきっと抑えなくてはいけない。

― 新王国時代、書記の忠告

ティルディスレイ(著). 細川晶(訳). 2002-8-5. 『イシスの娘 古代エジプトの女たち』. 新書館. p102.

(『図説古代エジプトの女性たち よみがえる沈黙の世界』では137ページにあります。)  

紀元前に生きた、人生の大先輩からの有益なアドヴァイスでした。

関連記事(hanna_and_art’s blog):どんな味だった?古代エジプトのビールを再現

関連記事(hanna_and_art’s blog):今日、古代エジプトの宴会に行くのでメイク中です。

主な参考文献
  • 吉村作治(著).『貴族の墓のミイラたち』.平凡社.
  • 『クレオパトラとエジプトの謎』.宝島社.
  • ザヒ・ハワス(著). 吉村作治・西川厚(共訳). 2007-8-23. 『古代エジプトの女性たち よみがえる沈黙の世界』. 原書房.
  • ティルディスレイ(著). 細川晶(訳). 2002-8-5. 『イシスの娘 古代エジプトの女たち』. 新書館
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コメント

コメント一覧 (26件)

  • id:kagenogori様
    読んでくださって有難うございました。
    アニ先輩、「早いうちに結婚して子供をたくさん作りなさい」「恋愛に夢中になるな。ほかにもやることはいっぱいあるだろ」「貧乏だって食べていければいいじゃないか。どうせ人生、明日がどうなるかなんてわからない」「休んでばかりいては出世しないよ。働く男がチャンスをつかんで、人々に尊敬されるんだ!」などの名言が残されているようです。
    てことは、当時、「恋愛にばかり夢中になって」とか「真面目に働かない」ようなひとがいたんでしょうねえ。
    今このような状況ですので、図書館や実家の本などで出典をきちんと確認できません。ですので記事にはできませんが、そーゆーことも言っています、とだけお伝えします。
    そのうち書記の職、書記像特集もやってみたいと思っておりますが、私はほんとは「西洋骨董(19世紀くらい)」の方が専門なので…💦(がらくたコレクションはもう1個のブログの方で近況報告の時にたまに載せています)
    私にはマジメな世界史よりこうしたトピックが面白いです。
    どうぞまたよろしくお願い致します。

  • アニ殿、ナカナカ耳が痛く、またタメになることをスルドク言ってくれますね(笑)。
    もっとも、我が家でカミサンに指図などできようハズもありませんが(^^;)
    この人の名言集などあれば買ってしまいそうですが(笑)、それでもカミサンには読ませたくないような(。-`ω-)
    あ、今のは冗談ということにしといてください(^▽^;)

  • ko-todo (id:ko-todo)様
    太陽担当ko-todo 様、今回もコメント残してくださって有難うございます。
    あ、像ね、夜になったら立ち上がりますよ多分。
    アニさんの気配り、気遣い、エライと感じますが、私は彼の奥様も賢かったのだと思います。
    古代エジプト人の夫婦間の貸し借りの話(利息付き)なども面白く、そんな記録が彼らをとても身近なものに感じさせてくれます。
    古代ギリシアの「今時の若いもんは…」は大学時代に聞きまして、当時20歳くらいだった私には衝撃的でした。やっぱり毎年、世界中で言っているんでしょうねえ。私も言われないように気を付けよっと。
    気配り担当大臣のご主人様にどうかよろしくお伝えくださいませ。
    有難うございました。

  • Miyukey(id:Miyukey)様
    今回も読んでくださって有難うございます。
    社会状況や宗教が異なっていても、「悪口は言わない」とか「いつもニコニコ」など、人間同士の関わりのコツは変わらないんでしょうかねぇ。
    夫婦像にしても、実際にこうだったかはわかりませんし、夫唱婦随なども本当のところはどうだったんだろうと思いますが、ただ、像の表情はとても幸せそうです。この人間臭さが好きですね。
    勉強になるとは恐縮ですが、また私の楽しみにつきあっていただければと思います。
    有難うございました。

  • おはようございます^^
    像達… 今にも話し出しそうな感じ^^ 夜になったら動き出すかもぉ^^
    アニさん 素晴らしい旦那様ですね。
    殿方にばかり気配り頂くのは、心苦しいので、奥様の心得みたいなのを、アニサンの奥様にお願いしたいですww
    とは言うものの…
    我が家では、奥さんの笑顔は家庭の太陽とばかりに、私は、ご陽気にしているだけで、気配りは、ダーリン担当ですがww
    そういえば…
    古代の落書きに「今時の若いもんは…」みたいなのがあったとか聞いた事があります。
    人って、変わらないんだなぁ…っと、しみじみします^^

  • すごいですねー!
    エジプトの書記に書かれている文章って、
    今にも充分通用するものばかりですね!
    やはり人間に必要なこと、大切なことというのは、
    普遍的なのでしょうか。
    勉強になりました!
    ありがとうございました!

  • 森下礼 (id:iirei)様、有難うございます!
    伺って、目眩がしそうでした。
    あーのみたーい(;’∀’)。
    早速検索しましたとも。な、何とか買えなくない値段…惹かれます。ぐぐぐっと。
    もちろん自家製のものにも激しく惹かれますね。
    そして、「中世に流行したコレラを撃退したという武勇伝」は知りませんでした。面白い。さすがです。
    体内消毒、またはアルコール除菌で新型コロナウイルスもやっつけて欲しいです。
    お忙しいなか有難うございました。
    あー、のみたーい(しつこい)

  • ご質問にお答えして・・・私がもっとも好きな酒は、フランスのリキュール:シャルトリューズです。おおきく3つの製品がありますが、特にヴェール(緑:55度)。アルプスの高原性ハーブ130種をブランデーに漬けて蒸留し、再びヒソップなどで味付けした手の込んだ酒。味はもとより、中世に流行したコレラを撃退したという武勇伝もあります。さすがに55度の酒なのでオンザロックでチビチビやります。ただ高価なので、今は自分でホワイトリカー35度に漬けた薬草酒を飲むことが多いです。麦門冬酒(ばくもんどうしゅ)、イカリソウ酒など、滋養強壮に役立つ手作りのお酒。

  • まどろみ (id:madoromi-life)様
    あっ!そうそう、蜂蜜!やっぱり一度は舐めときたいですよねえ(*´ω`)
    腐ってなかったって何かでうっすら聞いたことがあります(テレビかな??)。副葬品の香料もまだ匂いがしていたといいますし、蜂蜜すごい…いや、古代エジプトすご過ぎですね。
    私などより余程お詳しいまどろみ様の前では拙い記事で恐縮ですが、アニの言葉と言い、夫婦像と言い、「人間て、あまり変わらない」という部分にとても惹かれます。
    コメント残してくださって有難うございました。
    どうかまたお付き合いくださいませ。
    有難うございました。

  • ハンナさん、こんにちは☆
    エジプトって本当に面白いですよね。独特の象形文字もさることながら、
    出土品にはワクワクさせられてきました♬
    最初は美術品やら何やらと普通の人と似たり寄ったりの発想でしたが、
    古代の出土品で一番興味をそそられたのは、実はハチミツです(笑)
    食べてみたいと思いました、腐って無かったからです。
    いつ読んでもロマンがあるお話はステキですね☆有難うございました♬

  • 蝶々 (id:miko1221)様
    ち、知恵なんてとんでもないですよ(;^ω^)いやいやいやいや💦
    元々は西洋生活骨董を集めていただけなので、あんまり学術的なことはわからないのですが、でも、こうした微笑ましい夫婦像とか、数千年も前のひとが人間関係で悩んでいた話を見たり聞いたりすることが好きなのです。
    学校の勉強もこんな感じで伝えてくれたら、もっと好きになって成績も上がったと思うんですよねえ。
    古代エジプトが好きになれるって、古代エジプトファンが増えるのがすごく嬉しいですね(*^▽^*)!
    お料理もできて、古代エジプトの歴史に詳しいって、言うこと無しのお母さんですね!
    次回は「古代エジプト人のお宅拝見」です。
    またどうかよろしくお願い致します。

  • いつも、深いところまで記事にされているのでワクワクしながら読ませて頂いています🥳
    ハンナさんのおかけで更に…古代エジプトが好きになれますね🌸
    ただ、私は、ハンナさんのように知恵が無いのが・・・・😅

  • ことぶ㐂(ことぶき) (id:lunarcarrier)様
    見てくださって有難うございます(*^▽^*)。
    あっ、確かに、庭付き一戸建てですね(笑)。庭にはいろいろ飼ったり植えたりしていたのでしょうね。
    貨幣経済ではなかったので、作り過ぎたもの、多目に作ったものを持って、市場で必要物資と交換していたようです。
    庶民の生活は大変だったと思いますが、人の営みは基本的には同じなのかな。「ひとの悪口を言うな」とか「家庭円満」など、残された資料を通して古代エジプト人がとても身近に思えます。
    今回も有難うございました。

  • まーたる (id:ma-taru)様
    わーい、お忙しいところ有難うございますぅ(*^▽^*)
    悠久の歴史過ぎて、どの時代のものを中心にやろうかと考えるところから始めました(笑)。
    庶民の生活用品とファラオの高級家具を同列には語れませんが、参考的にツタンカーメンの副葬品を載せてみました。勿論、まーたる様用です。
    もしかしたら、ツタンカーメンが愛用してた?とか、同じようなものを使っていたのかなとか、想像するだけでも楽しいですよね。
    アニ先輩の言葉も、博物館に収蔵されている夫婦像も、「こういう人たちが実際に生きて、生活していたんだな」と思うと、本当に胸に迫るものがあります。宗教や社会の状況が違っても、根底にある思いやりや愛情、気遣いにそんなに違いが無い。
    こうしたことを知ると、歴史が好きになると思います(笑)。
    まーたる様の、人間を見るあたたかな目にいつも癒されます。
    どうかまたお付き合いください。
    有難うございました。

  • 今も昔も人の営みは同じですね。
    庶民の家・・・庭があっていいな(^-^;

  • id:tannpopowatage様
    来て下さって有難うございます。
    はい、アニ先輩、ファンなんです(笑)。
    アニのような賢い男性ばかりだと家庭内にケンカは無いように思います。アニの奥様も賢く、きちんとした女性だったように思えます。
    現代日本と古代エジプトの書記クラスの考え方の比較は簡単には出来ませんが、夫婦像の仲睦まじい姿を見ていると、数千年前にもこのようなひとたちがいて、生活していたんだなあと胸に迫るものがあります。
    とても親近感が湧きますよね。
    そして、皆仲良くしよう!と(笑)。
    今回も読んでくださって有難うございました。

  • Pちゃん (id:hukunekox)様
    今回も読んでくれて有難うなり。
    「古代エジプト・お宅拝見」の前にこちらを書きました。
    なぜこちらからかと言いますと、寝室拝見から始めようかと思ったからなのです。←意味不明ですね💦
    寝室には女性の化粧道具や宝石箱があり、座って化粧する際の腰掛けもありますよね。
    古代の生活用品である腰掛けも無視したくない存在だし、一応さらっと触れておこうと思ったのですが、それまでやると一記事が超長くなる…とビビりまして。
    アニ先輩の助言もスゴイですよね。もう数千年前から同じようなこと言ってるって、やっぱり人間てあまり変わらないんでしょうかね。
    次の記事ももう準備し始めております。あまりすごいものではありませんが、Pちゃんに捧げますので、もう少しお待ちくださいませ~。

  • 佐馬鷹 (id:coatsofarms)様
    有難うございます。
    親近感。本当にそうですね。数千年も前のものなのに、なぜこんなに胸に迫るのでしょう。
    夫婦像は泣けるほど微笑ましいし、書記たちはまだ生きて仕事をしているようです。ミイラを調査したら、血管の詰まりとか胃潰瘍の痕が見つかり、彼らもストレスが多かったことを示しているそうです。
    スカラベ、楽しみにお待ちしております。全然急ぎませんから(*´ω`)
    (ルイ14世の浣腸の話も読んでくださって有難うございました)
    またよろしくお願い致します。

  • こんにちは(о´∀`о)
    古代エジプトの歴史は、王家の歴史から庶民の歴史まで、すべてが雄大でとても興味深いものですね〜❗️
    (*´ω`*)
    私の中でアニがめちゃくちゃあったかいハートを持った人に思えて、すごく微笑ましく感じました(*´꒳`*)
    古代エジプトの空気に触れていたものがこうして現代で再び光を浴びている、なんてロマン❗️
    ツタンカーメン王が横になっていただろうベッドとか、座っていたかもしれない椅子とか、ツタンカーメン王はどんな風貌してたんだろうとか、ロマンが広がってきます(●´ω`●)
    今回も果てしない古代のロマンに浸ることができました。
    ハンナさん、素敵な記事を毎回ありがとうございます
    (●´ω`●)

  • schun (id:schunchi2007)様
    こんにちは。今日も有難うございます。
    小さい頃はミイラ男のイメージでエジプト美術が「怖かった」のですが、大人になってから改めて見ると、人間臭く、思わず笑ってしまうものが多くて、すっかり好きになってしまいました。
    夫婦像、可愛いですよね。ファラオ夫妻のデカい仲良し像もいいですが、こうしたひとたちの仲良し具合がとても好きです。もしかしたら現実とは異なる理想像なのかもしれませんが、「仲良くしたい」「彼(彼女)が大事」という気持ちは同じなのかなと思いたいです。
    今回も付き合ってくださって有難うございました。

  • 森下礼 (id:iirei)様
    今回も読んでくださって有難うございました。嬉しいです。
    そして、「ホップ」の話もやろうとしてほっといたことにさっき気付きました。
    ホップ以前の「古代エジプトのビールを再現」(https://hannaandart.com/entry/2019/11/14/015544)と、「ビール純粋令」(https://hannaandart.com/entry/2019/11/22/232644)は記事にしたのですが、間が無い💦ビールの起源説も面白いですよね。
    自分的には「飲めれば何でもOK」ですが、病気になってからは数えるほどですね(注:病気は飲み過ぎが原因ではございません(笑))。日本酒とワインが大好き💛ただ、古代のどろどろしていたというビールは一度は飲んでみたいなあ。
    森下様は何がお好きなんでしょう?
    あと、「道祖神」、なにか納得でした。
    またぜひよろしくお願い致します。
    有難うございました。

  • アニからの家族円満のアドヴァイスをぜひ男性諸君に読んでもらいたいですね。手をつないだセネブと妻、子供たちの妻の表情がみていてこちらも幸せ気分になります。今日もありがとうございました(o^―^o)

  • ハンナさん、おはようございます😃
    面白いですね(*´∀`*)
    女性と男性の悩みごとは今も昔も変わらないって
    すごいなぁwww🤣
    パピルスを解読するのもすごいですね✨
    興味深いですね〜♬
    古代エジプト、お金持ちだったのですね、資源が沢山あって、紀元前にそのような技術や豊富な資源デザイン全てに驚きです(*≧∀≦*)
    見せてくださってありがとうございます😊✨

  • いつもながら興味深い記事です。
    エジプトの人物の像をこうしてゆっくり、かつ、たくさん見たのは初めてかも。
    どの人物も実に人間くさくて、親近感が湧きます。
    座像などは、自分が東洋人だからか、仏教美術の源流の一つかも、なんて考えてしまいます。
    夫婦像の微笑ましいことと言ったら。
    世界遺産にして、後世に遺すべきと思えてなりません。
    記事を読ませていただくと、欧米人が映画などにエジプト文明をよく取り入れたがるのも、分かる気がしました。
    なお、私はスカラベを特訓中。
    なかなか手強かったけど、面白くなってきました。
    お酒みたいに熟成期間も考えて、1ヶ月ほどはお待ちください。
    長いですよねえ😅
    すみませんが、ご了承願います〜。

  • おはようございます!!
    古代エジプトの色彩ってきれいですよねo(^o^)o
    僕とっても好きです。
    金色の光る加減で印象がかなり変わるので、いつも印象が違う感じで。(笑)
    彫刻系はかわいいですね~。
    結構昔の彫刻や絵ってユーモラスな感じのもあって、これまた好きな感じです。
    今回もお勉強になりました!!
    o(_ _ )o。

  • 発酵しすぎのパンから、誤って出来、美味しいと飲まれ始めたのがビールだったというお話を聞いたことがあります。醸造酒としては、ほぼ最古のものですね。のちの時代、ビールに入れるハーブについては試行錯誤があり、ヨモギなどを使ったのち、ホップに決まったのは、長いビールの歴史のなかでは、最近のことに過ぎません。
    書記の夫婦像、日本でいえば道祖神みたいで微笑ましいですね。あんがい大胆にふるまう夫婦ですね。

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