「ヴェロネーゼのグリーンで」

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今回は「色」の美しさを愛でたいと思います。

16世紀後半ヴェネツィア派を代表するパオロ・ヴェロネーゼの絵画を楽しみましょう。

『ルクレティア』 1580年-1583年頃 ヴェロネーゼ 美術史美術館蔵
『ルクレティア』 1580年-1583年頃 ヴェロネーゼ 美術史美術館蔵

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目次

『ナイル川から救われるモーセ』

旧約聖書に登場する、イスラエル民族の指導者であり、預言者、建国の父、モーセ。

 イスラエル(ユダヤ)人はエジプトで奴隷として苦難の日々を過ごしていたにもかかわらず人口は増え続け、これに危機感を抱いたファラオ(国王)はイスラエル人の新生児のうち、男はすべてナイル川に投げ捨て、女の子は生かすようにとのお触れを出した。

(『すぐわかるキリスト教絵画の見かた』 千足伸行(監修) 東京美術 P24) 

モーセの母親はパピルスで籠を編み、幼いモーセをその中に入れ、ナイル川の葦の茂みに隠します。 

そこへ偶然水浴びにやってきたファラオの王女が籠を見つけ、中で泣いていた男の子を引き取って「モーセ」と名付けました。

という場面なのですが、まずファラオの王女の華麗な衣裳をご覧ください。

『ナイル川から救われるモーセ』 1580年頃 プラド美術館蔵

『ナイル川から救われるモーセ』 1580年頃 ヴェロネーゼ プラド美術館蔵
『ナイル川から救われるモーセ』 1580年頃 ヴェロネーゼ プラド美術館蔵

引用元:プラド美術館『ナイル川から救われるモーセ』

あら?

なんだか「ファラオの娘」っぽくない。

なんか近い時代のヨーロッパっぽい。

そうです。時代考証無視です。

ヴェロネーゼの宗教画は、時代考証に重きを置かないというのも、ひとつの特徴だ。聖書の主題について描かれた作品だが、王女はヨーロッパ的な顔立ちで、着ている衣装も16世紀の貴族女性の流行にのっとっている。

(『名画で読み解く「聖書」』 世界文化社 P51)

背景の、石造りの橋もヨーロッパ的ですね。

これって、ナイル川…?と初めてこの絵を観たとき、思わずそのタイトルを二度見しました。

王女様、水浴びしに来たようにも見えないんですが。  

しかし、衣裳はどれも素敵です。

『ナイル川から救われるモーセ』 1575年-1580年頃 ワシントン,D.C., ナショナル・ギャラリー・オブ・アート蔵

『ナイル川から救われるモーセ』 1575年-1580年頃 ワシントン,D.C., ナショナル・ギャラリー・オブ・アート蔵
『ナイル川から救われるモーセ』 1575年-1580年頃 ヴェロネーゼ ワシントン,D.C., ナショナル・ギャラリー・オブ・アート蔵

引用元:ナショナル・ギャラリー・オブ・アート『ナイル川から救われるモーセ』

『ナイル川から救われるモーセ』 1575年-1580年頃 リヨン美術館蔵

『ナイル川から救われるモーセ』 1575年-1580年頃 ヴェロネーゼ リヨン美術館蔵
『ナイル川から救われるモーセ』 1575年-1580年頃 ヴェロネーゼ リヨン美術館蔵

引用元:リヨン美術館蔵『ナイル川から救われるモーセ』『ナイル川から救われるモーゼ』

『ナイル川から救われるモーセ』 1500年代後半 ドレスデン、アルテ・マイスター絵画館蔵

『ナイル川から救われるモーセ』 ヴェロネーゼ ドレスデン、アルテ・マイスター絵画館蔵
『ナイル川から救われるモーセ』 1500年代後半 ヴェロネーゼ ドレスデン、アルテ・マイスター絵画館蔵

引用元:『ナイル川から救われるモーセ』

『ナイル川から救われるモーゼ』 1580年頃 ヴェロネーゼ ディジョン美術館蔵

『ナイル川から救われるモーゼ』 1580年頃 ヴェロネーゼ ディジョン美術館蔵
『ナイル川から救われるモーゼ』 1580年頃 ヴェロネーゼ ディジョン美術館蔵

引用元:ディジョン美術館の絵    Rama   CC-BY-SA-2.0-F

『ヴィーナスの着物を脱がすマルス』 1570年頃 スコットランド国立美術館蔵

『ヴィーナスの着物を脱がすマルス』 1570年頃 ヴェロネーゼ スコットランド国立美術館蔵
『ヴィーナスの着物を脱がすマルス』 1570年頃 ヴェロネーゼ スコットランド国立美術館蔵

引用元:『ヴィーナスの着物を脱がすマルス』

好色そうな戦いの神マルスが、美と愛の女神ヴィーナスの着ているものを脱がそうとしています。

ヴィーナスの輝くような肌、衣裳の光沢が素晴らしいですね。

ヴィーナスの足下にはキューピッド。

犬は「忠実」を表しますが、この場合は「繁殖力」「肉欲」のシンボルなのでしょうか。

マルスがヴィーナスの魅力に負けたとするなら「戦争」に対する「愛」の勝利ということなのかも知れませんが、庶民的な感じがするヴィーナスのせいで、ひたすら明るいエロスの世界にしか見えません。

ヴィーナスのモデル嬢はヴェネツィアの高級娼婦だそうです。

この絵、大好きです。

『キューピッドによって結ばれるマルスとヴィーナス』 1570年代 メトロポリタン美術館蔵

『キューピッドによって結ばれるマルスとヴィーナス』 1570年代 ヴェロネーゼ メトロポリタン美術館蔵
『キューピッドによって結ばれるマルスとヴィーナス』 1570年代 ヴェロネーゼ メトロポリタン美術館蔵

引用元:『キューピッドによって結ばれるマルスとヴィーナス』

メトロポリタン美術館の解説(日本語)はこちらです。

アモル(キューピッド)が、軍神マルスとヴィーナスのふたりの足を結びつけている。後期ヴェネツィア派のヴェロネーゼの鮮やかな色彩がヴィーナスの肢体を輝かせる。

(『性愛の西洋美術史』 海野弘・平松洋(監修) 洋泉社 P48)

『性愛の西洋美術史』では『アモルによって結ばれるマルスとヴィーナス』のタイトルになっています。

『ヴィーナスの着物を脱がすマルス』のヴィーナスのお肌の色味とはまた違った艶めかしさが漂いますね。

『レダと白鳥』 1585年頃 ルーヴル美術館蔵

『レダと白鳥』 1585年頃 ヴェロネーゼ ルーヴル美術館蔵
『レダと白鳥』 1585年頃 ヴェロネーゼ ルーヴル美術館蔵

引用元:『レダと白鳥』 

スパルタ王の妻レダの美しさに心を奪われたゼウスは、白鳥に変身して近付き、思いを遂げます。

レダは身ごもり、卵をふたつ産みました。

『女性の肖像(ラ・ヴェッラ・ナーニ)』 1552年 ルーヴル美術館蔵

『女性の肖像(ラ・ヴェッラ・ナーニ)』 1552年 ヴェロネーゼ ルーヴル美術館蔵
『女性の肖像(ラ・ヴェッラ・ナーニ)』 1552年 ヴェロネーゼ ルーヴル美術館蔵

引用元:『女性の肖像(ラ・ヴェッラ・ナーニ)』

袖の装飾が美しいですね。『ナイル川から救われるモーセ』のファラオの王女が着ている衣裳に似ているように思います。

英語のタイトルは『 Portrait of a Venetian Woman 』(あるヴェネツィア女性の肖像)、フランス語のタイトルでは『ラ・ベル・ナーニ』(『 La Belle Nani 』)と表記されていたりします。

『カナの婚礼』 1562年-1563年 ルーヴル美術館蔵

『カナの婚礼』 1562年~1563年 ヴェロネーゼ ルーヴル美術館蔵
『カナの婚礼』 1562年~1563年 ヴェロネーゼ ルーヴル美術館蔵

引用元:『カナの婚礼』

この絵の大きさはなんと 6.6 m× 9.9 m。

婚礼に招かれたイエスとマリアが中央に座っています。ふたりの頭部には金色の光が。

ヴェロネーゼ自身は中央でヴィオラを演奏しています。

『カナの婚礼』中央拡大部分
『カナの婚礼』中央拡大部分

引用元:『カナの婚礼』部分

『カナの婚礼』中央拡大部分ですが、右の赤い衣裳の人物は巨匠ティツィアーノ、楽器を演奏するヴェロネーゼの背後から顔を覗かせているのは画家ティントレットと言われています。

パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Verones, 1528年-1588年4月19日) 

 デッサンのフィレンツェに対し、色彩が美しいことで知られるヴェネチア絵画。ヴェロネーゼもそんな16世紀ヴェネチア絵画黄金時代の巨匠のひとりです。豊麗な色彩と衣裳のディテールの細かさは、ヴェロネーゼの最大の魅力です。

(『名画の美女』 木村泰司(監修) 洋泉社 P60) 

どの絵も、人物の肌や、宝飾品・布の質感が美しいですね。

他の絵画も全部掲載したいくらいですが、今回は『ルクレティア』をご紹介して終わります。

『ルクレティア』 1580年-1583年頃 美術史美術館蔵

貞女の鑑(かがみ)として知られる『ルクレティア』は実在の人物ではなく、紀元前6世紀、古代ローマが王政から共和制に移行するきっかけとなったとされる、伝説の女性です。

美しい人妻ルクレティアは、夫の友人であるセクストゥス(王子)によって凌辱されてしまいます。

彼女は父と、戦地に赴いていた夫たちを呼び出し、自分の身に起こったことを打ち明けました。

そして男たちに復讐を誓わせた後、ルクレティアは短剣で自らを突き、自害しました。

この主題は多くの画家に好まれ、様々なルクレティアが描かれています。

『ルクレティア』 1580年-1583年頃 ヴェロネーゼ 美術史美術館蔵
『ルクレティア』 1580年-1583年頃 ヴェロネーゼ 美術史美術館蔵

引用元:ルクレティア

とにかく布です、布!

数種類の布が画面に登場していますが、見事な質感ではありませんか。特に、後ろの緞帳と身体に纏った緑の衣裳。

次にルクレティアの身を飾る美しい宝飾品です。(私はそちらにばかり目が行って、彼女の持つ短剣にしばらく気がつかなかったことがあります)

ルクレティアは裸婦として描かれることも多いのですが、ヴェロネーゼはこのような豪華な宝飾品を着けさせることにより、彼女の美貌と徳を最大限に高めようとしたのかもしれない、とのことです。 (参考:『名画の美女』)

ところで。

アメリカの故ケネディ大統領の夫人・ジャクリーヌといえば、抜群のセンスで知られた女性です。

エレガントの代名詞のような彼女ですが、

そんな彼女の死に際し、担当デザイナーだったオレグ・カッシーニ氏はこのようなコメントを残しています。

「ドレスの色を決める際、『どのようなグリーンにしましようか?』という質問に対し、ジャッキーは『ヴェロネーゼのグリーンで』と答えました。そのようなことを言えるファースト・レディはジャクリーヌ夫人以外には考えられないでしょう」と。最大の賛辞です。

 ヴェロネーゼが得意とした豊かな色彩で描かれた、このルクレティアの緑色の衣装。ウィーンを大統領のお供で訪れたことのあるジャッキーでしたが、彼女はこの画をウィーン美術史美術館で見たのでしょうか?はたしてジャッキーの「ヴェロネーゼのグリーン」は、このルクレティアが身にまとっているグリーンだったのでしょうか…。

(『名画の美女』 P61)

実物を間近で見たか否かはともかく、絵画に造詣が深くないと出てこない言葉ですよね。 

自分が言うなら、なにがいいでしょうね。

フェルメールの青もいいし、ティツイアーノの赤も捨て難いですね。

でも緑を選ぶ場面ではこの台詞を使ってみたいです。

では、今回これを読んで下さった方もよろしければご一緒に。 

「ヴェロネーゼのグリーンで」。

主な参考文献
  • 『すぐわかるキリスト教絵画の見かた』 千足伸行(監修) 東京美術
  • 『名画で読み解く「聖書」』 世界文化社
  • 『性愛の西洋美術史』 海野弘・平松洋(監修) 洋泉社
  • 『名画の美女』 木村泰司(監修) 洋泉社
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コメント

コメント一覧 (16件)

  • sakumana (id:sakura_marina)様
    お付き合いくださって有難うございました(笑)。
    私の衣服より高価なカーテン、素敵ですよね。
    そうそう、スカーレット、そうしてましたね。他の映画でも、主人が舞踏会に招かれて、「衣裳かあ…」と困った従者の目にカーテンが映り、後の場面でそれをちくちく縫う…という場面がありました。ここから来ているのかなと今思いました。
    仰るように、豪華な(高価な)布、やはり相当なステータスシンボルでしたでしょうね。
    深緑といえば、草木の色や抹茶を想像します。sakumana 様の作品にも効果的に使われていますよね。
    きっと、その願望が、もうその通りになっておられると感じます。
    現在冬になって多忙になる前に、別ブログから記事を移動させ、こちらで一本化しようとしています。今月はいつもより投稿が多めになります(ならないかも(笑))。
    またどうかお付き合いいただければ嬉しいです。
    有難うございました。

  • だるころ9216 (id:darucoro9216kun)様
    見て下さって有難うございます。
    やっぱり画家さんて、きちんと解剖学とか、デッサンとか、人体表現を学んできているんですねー。だるころさんのような専門家が仰るなら、そうなんだと改めて思いました。私は数時間解剖学の講義を受けたことがありますが、その程度では、「これは解剖学的に正しい」などという感想は起きませんでした。
    あととても興味深い見方、「女性(ヴィーナス)の方が男性(マルス)より位置的に上」ですね。何か意味があるのかな。その構図の解釈ってあまり聞いたことがなかったです。
    勉強します。
    有難うございました!

  • ハンナさん、こんばんは。
    「ヴェロネーゼのグリーンで」
    復唱しました(*^^*)
    深緑色の、カーテンと服の質感、光沢、素敵ですね・・。しばしうっとりと眺めてしまいました✨✨
    深緑色の衣装と聞いて思い浮かぶのは、「風と共に去りぬ」でスカーレットが刑務所のレッド・バトラーに会いに行くシーンです。
    この時も、ボロのドレスしかなかったスカーレットが、お金に困っていない風に見せるためにカーテンを使ってドレスを作っていました。
    重厚な質感のカーテンはとても高価な物だったでしょうから、それを付けられるということは相当のステイタスだったのだろうと思います。
    昔から深緑色の服や装飾には、なぜか心惹かれます。それが似合うような人物になりたいという、願望の表れなのかもしれません(^^;)

  • ルクレティア
    重たそうな服ですね。ふくよかな女性(ちょっと強そう)
    確かに綺麗なグリーンですね。
    ヴェロネーゼは男性ホルモンバリバリなんですね。
    レダと白鳥の上腕から小胸筋にかけて凄いリアルに描いてますね。この左腕はかなり解剖学を学ばないと描けない気がします。三角筋と広背筋の感じが良いライン!
    画家ってやっぱり観察力が凄いんですねぇ~。
    キューピッドはピンクのひもを待って可愛いですね。でも、男の人は甲冑を女の人は裸体ってこの構図でだいたい女の人が高い位置にいますね。
    台の上とか膝の上とか….。
    女性は裸体になってよりいっそう価値が上がる時代だったのかな?
    何か意味があるんでしょうね。

  • ko-todo (id:ko-todo)様
    今日も有難うございます。かたじけない。
    今日もなかなかネットに繋がらず、使いたい時に使えなくてイラッとしていました。
    あ、ヴェロネーゼのグリーンの話でした。
    ねー、綺麗ですよね。布、カーテンなんか最高でしょぉ?重そうな、艶やかな感じ。質感がね、素晴らしいんですよね。
    ミルク色をしたヴィーナスの肌も綺麗です。
    「ヴェロネーゼのグリーンで」、この先緑を見る度思い出しそうですよね。実にいい台詞だと思います。言ってみたいです。
    今回も見て下さって有難うございました。

  • id:happy-ok3様
    今回も有難うございます。
    「その出来事に対する、思いが大事」、確かにその通りですね。
    正しく意図を汲み取り、自分のものに昇華(消化)させる。時代の好みに合うよう進化させる。どれもきちんと実践するのは難しいと思いますが、大事かなと思います。
    昔はこういう古典はあまり興味がありませんでしたが、最近は好きです(笑)。
    今回の記事は以前書いた記事ふたつ分をひとつにして別ブログから引っ越ししたものですが、まだ幾つか移動させます。
    冬に向けて私自身が忙しくなる前にやってしまおうと思っていて、今月は記事数がいつもより多めになるかと思います。
    id:happy-ok3様もお忙しいとは思いますが、またお付き合いいただければとても嬉しいです。
    有難うございました。

  • まーたる (id:ma-taru)様
    「酔って美貌を損なわないのはシャンパンだけ」と「ヴェロネーゼのグリーンで」、言いたいセリフが増えてきましたねぇ(≧▽≦)。
    まーたるさんは、もう感性磨きは充分なのでは…。
    でも、こういう台詞がすぐに出てくる…普段からの感性磨きや教養って大事ですね。
    モーセのこの場面、映画『十戒』のシーンがとても印象に残っていますが、ヴェロネーゼの絵は完全に時代考証無視ですもんね。でも他の画家は古代ギリシア風だったりするんですよ。
    皆して無視かよ!と思います。いいのかな。皆自分の感性にしたがっているんでしょうね。
    今回の記事は2015年に掻いた備忘録記事を一緒にしてこちらにアップしました。まだいくつか移動しますので、どうかまたお付き合いください。よろしくお願い致します。
    有難うございました。

  • 時代考証など考えずに、ただ、美しく描きたいように描く…。
    おっしゃる通り、質感が素晴らしいですね。
    シルクの肌にシルクの衣装…。
    艶々ですぅ~^^
    布の細かな襞や皺のまでもが美しく、素晴らしい^^
    「ヴェロネーゼのグリーンで」
    私も言ってみたいです^^

  • こんにちは。
    >「『ナイル川から救われるモーセ』」
    いいですね。
    時代の考証に重きを置かない絵。
    その出来事に対する、思いが大事だと思いました。
    モーゼは、ナイル川から救われて、良かったです!!!
    カナの婚礼、奇跡は、いつも私たちのそばにあると感じます。
    1500年代の絵は深みがありますね。
    今日も、素晴らしい絵を紹介下さり、ありがとうございます。

  • こんにちは(о´∀`о)
    「ヴェロネーゼのグリーンで」
    こう言える鮮やかな感性を持てる人になれるように、いろんな角度にアンテナを張り巡らせて日々を過ごそうと思いました。
    感性を磨いていきたいです(*☻-☻*)
    モーセが拾われる場面は聖書で読みましたが、こうして絵画でみるとまた違う風に感じますね。
    時代考証が違うのも面白いなぁと思いました❗️
    エロティックなのに崇高な雰囲気をすごく醸し出していて、絵画技術はもちろんのこと、見入ってしまうほど素晴らしい絵ですね(*☻-☻*)✨
    今回も素敵な記事をありがとうございますヽ(*^ω^*)ノ

  • 森下礼 (id:iirei)様
    やだ、見透かされてるう(笑)。
    元記事は2015年のメモ程度のもの二つ分なのですが、はてなに移行して以来ずっとそのまま放置状態でした。
    たまーに検索されているようなのでこの際一つにして、そちらから持って来ることにしました。記事だけ引っ越しというのがよくわからなかったため新しい記事としてしまいましたが、今後もそういうのがぼちぼち増えてきます。
    確かにその当時、「ヴェロネーゼのグリーンで」というカッコいいセレブ・コメントを覚えておきたくてコレ書きました(笑)。
    ヴェロネーゼにはあるアドヴァイザーがついていたのですが、時代考証無視の件はどこまで助言があったのか、私にはよくわかりません。
    しかし、この思い切りの良さがいいなあと思ってしまうのでした。
    仏系は全然わかりませんです💦仰るようにルールが細かくて、私には難しいです。キライではないんですけどねえ( ;∀;)
    仏像自体がもう何とも言えない色気がありますが、それ以上あったんですね。拝見したいですねえ。
    今回も読んで下さって有難うございました。

  • 時代考証、風俗考証がいい加減なのがむしろ面白いですね。仏画を描く日本画家の人が「仏画を描くには、宝石とか衣服とかに、細かいルールがあるので、難しい」と言っていましたが、そのころ、友人に菩薩の絵を描いほしいと請われたので、たしか弥勒菩薩の絵を和紙に描いて、差し上げたのですが、細かなルール無視を決め込みました。色っぽい、との評価でした。
    ヴェロネーゼの「緑」、神秘的でもありますね。この「色」を紹介したくて、今回のブログをエントリーしたのですね💛

  • ことぶ㐂(ことぶき) (id:lunarcarrier)様
    見て下さって有難うございます。
    私も憧れ先行で、こんなこと訊かれもしないし、言うこともないと思いますが、まぁ万一何か機会があったらすかさず言ってやろうと思ってます。
    私の好きなあの絵ですね(笑)(・∀・)
    軍神とか愛の神とか言ってますが、全く高尚な感じがしませんもんね。画家、絶対狙ってたね。うん。

  • 私にはヴィーナスの着物を脱がすマルスがただのエロおやじにしか見えないです( ;∀;)
    「ヴェロネーゼのグリーンで」ってかっこいいなと思って、私も使ってみたいけど、そんな場面は一生訪れなさそう(^-^;

  • schun (id:schunchi2007)様
    有難うございます。
    モーセ赤ちゃん見つかりましたか(笑)?
    同じテーマで似たような構図で繰り返し描くとあんな感じになるんでしょうかね。
    ヴィーナスは庶民的で、マルスは男くさい。でも「わかる。こんな感じ」と思います。
    今回も見て下さって有難うございました。

  • おはようございます。
    ついついモーセを探しちゃいました。(笑)。
    結構いろんなパターンの構図で描かれているんですね。
    マルスも非常に男性的に描かれていて、戦いの上らしい勇猛さを感じました。
    レダの白鳥と言い、逸話による絵画ってその逸話を彷彿とされる感じがとっても好きです。
    今日も勉強になりました!!

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