衣裳・髪形・香料・宝飾品– category –
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トトメス3世妃の頭飾りと東京国立博物館所蔵「婦人頭飾断片」
古代エジプト、新王国時代の墓から出土した、トトメス3世妃の頭飾りについて。これと似た飾りが上野の東京国立博物館にあります。 トトメス3世妃の頭飾り 第18王朝(新王国時代) メトロポリタン美術館蔵 画像の上でクリックまたはタップすると大きい画... -
トウガラシ、ハンガリーにやってくる。
ハンガリーを代表する料理グヤーシュにはパプリカ・パウダーが使われています。この「パプリカ」は何処からやってきたのでしょうか。 「インド・ロング・ペッパー」 1543年 レオンハルト・フックス画 画像の上でクリックまたはタップすると大きい画像が... -
「東洋」を描いた画家ジャン=レオン・ジェローム
自分たちのいる世界とはまた違った、エキゾティックなものや風習って惹かれますよね。 19世紀、通常は入れないハーレムやそこに住むオダリスクたちを「想像で」リアルに描いた画家ジェロームの絵を掲載しました。 『ブルサの大浴場』( La grande piscine ... -
デヴォンシャー公爵夫人が被るつば広の帽子「ゲインズバラ・ハット」
18世紀の画家トマス・ゲインズバラの『デヴォンシャー公爵夫人ジョージアナの肖像』。公爵夫人が被っている大きな帽子の名の由来と、同じ頃流行したモスリン製ドレスを着た貴婦人たちの肖像画です。 ジョージアナ・キャヴェンディッシュ (デヴォンシャー公... -
画家ヴァン・ダイクの名が付いたレースとヒゲ
「ヴァン・ダイク」と聞いて、思い浮かべるものはどれでしょう?画家アンソニー・ヴァン・ダイク、高級そうなレース、山羊のようなヒゲ、茶色の絵の具? 『チャールズ1世三面像』( Charles I in Three Positions ) 1635年-1636年 アンソニー・ヴァン... -
貴婦人の首元に咲く車輪のようなラフの花
ラフ、カートウィール・ラフ、リバト、エリザベス・カラー、メディチ・カラー、レタス襟など、16世紀から17世紀の襟のいろいろ。 『侯爵夫人ブリジダ・スピノラ・ドーリアの肖像』( Portrait of Marchesa Brigida Spinola-Doria ) 1606年 ピーテル・パ... -
ブーシェに『ヴィーナスの勝利』を注文したスウェーデンの伯爵
18世紀ロココの画家フランソワ・ブーシェが制作した『ヴィーナスの勝利』。実に美しい絵画です。ブーシェに絵を注文したのはスウェーデンのテッシン伯爵でした。 『ヴィーナスの勝利』( The Triumph of Venus ) 1740年 フランソワ・ブーシェ スウェー... -
宮廷金工家 J・C・デュプレシス デザインのポプリ・ポット
18世紀ロココの時代、巨費を投じて作られた豪華な帆船型のポプリ容器、ポプリ・ア・ヴァイソー。 ポプリ・ア・ヴァイソー( pot-pourri à vaisseau ) 1764年 ウォルターズ美術館蔵 画像の上でクリックまたはタップすると大きい画像が出ます。また、画像... -
1645年以降行方不明 エリザベス1世が着けた宝石「スリー・ブラザーズ」
1645年以降行方知れずになっている、肖像画のなかのエリザベス1世が着けていたジュエリー「スリー・ブラザーズ」の話。 『アーミン・ポートレート』 1585年頃 ジョージ・ゴアに帰属 ハットフィールド・ハウス 画像の上でクリックまたはタップすると大き... -
『真珠の首飾りの少女』フェルメールの黄色い上着
フェルメールの37作品中、黄色いマントは6つの作品に登場します。この高級マントを身に着け、真珠のイヤリングにネックレスと、身繕いをする若い女性。視線の先には鏡があります。この絵が暗示するのは「虚栄心」なのでしょうか。 『真珠の首飾りの少女』...