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トウガラシ、ハンガリーにやってくる。
ハンガリーを代表する料理グヤーシュにはパプリカ・パウダーが使われています。この「パプリカ」は何処からやってきたのでしょうか。 「インド・ロング・ペッパー」 1543年 レオンハルト・フックス画 画像の上でクリックまたはタップすると大きい画像が... -
デヴォンシャー公爵夫人が被るつば広の帽子「ゲインズバラ・ハット」
18世紀の画家トマス・ゲインズバラの『デヴォンシャー公爵夫人ジョージアナの肖像』。公爵夫人が被っている大きな帽子の名の由来と、同じ頃流行したモスリン製ドレスを着た貴婦人たちの肖像画です。 ジョージアナ・キャヴェンディッシュ (デヴォンシャー公... -
貴婦人の首元に咲く車輪のようなラフの花
ラフ、カートウィール・ラフ、リバト、エリザベス・カラー、メディチ・カラー、レタス襟など、16世紀から17世紀の襟のいろいろ。 『侯爵夫人ブリジダ・スピノラ・ドーリアの肖像』( Portrait of Marchesa Brigida Spinola-Doria ) 1606年 ピーテル・パ... -
オルフェウスの首を持つ娘(ギュスターヴ・モロー)
19世紀末、フランス人画家ギュスターヴ・モローが描いた『オルフェウス』。若い娘が男の首と竪琴を抱えている絵です。 『オルフェウス』( Orpheus ) 1865年 ギュスターヴ・モロー オルセー美術館蔵 画像の上でクリックまたはタップすると大きい画像が... -
1559年6月30日午後、フランス王アンリ2世の事故
1559年、祝賀行事中に起きたフランス王アンリ2世の悲劇的な事故死。かつて、「ノストラダムスが予言した」ともいわれた事件ですが、今回はその騎馬槍試合とその後に行われた治療の様子について書かれた書籍をご紹介します。 アンリ2世 1553年頃 フランソ... -
1645年以降行方不明 エリザベス1世が着けた宝石「スリー・ブラザーズ」
1645年以降行方知れずになっている、肖像画のなかのエリザベス1世が着けていたジュエリー「スリー・ブラザーズ」の話。 『アーミン・ポートレート』 1585年頃 ジョージ・ゴアに帰属 ハットフィールド・ハウス 画像の上でクリックまたはタップすると大き... -
コレッジョの神話画とウィリアム・ホガースの『当世風の結婚』(第四場)
巨匠コレッジョの『ユピテルの愛の物語』4枚と、ホガースの絵画『当世風の結婚』(第四場)を一緒に観て行きます。 『ユピテルとイオ』 1531年頃 アントニオ・コレッジョ 美術史美術館蔵 画像の上でクリックまたはタップすると大きい画像が出ます。また... -
17世紀前半スペイン宮廷のチョコラーテ
チョコレート。ショコラ。チョコラータ。とっても甘い響きなのですが、アステカ帝国の時代、チョコレートは唐辛子入りの飲みものでした。 フランス王ルイ13世妃アンヌ・ドートリッシュ 1620年-1625年頃 ピーテル・パウル・ルーベンス ノートン・サイモ... -
ベンヴェヌート・チェリーニの黄金の塩容れ「サリエラ」
チェリーニが1543年にフランス王フランソワ1世のために完成させた、黄金の塩容れ「サリエラ」です。 サリエラ( Saliera ) 1543年 ベンヴェヌート・チェリーニ ウィーン美術史美術館蔵 画像の上でクリックまたはタップすると大きい画像が出ます。また... -
ルイ12世妃マリー・ダングルテールの「胎児管理人」
イングランド王ヘンリー8世の妹メアリー王女は、年の離れたフランス王ルイ12世と政略結婚します。しかしルイは結婚後わずか三ヶ月で急逝。果たしてメアリーは亡き王の子を妊娠しているのか? 当時の有名人がたくさん「出演」します。 メアリー・テューダー...