ダイヤのエースを持つ『いかさま師』(ラ・トゥール作)

    • URLをコピーしました!

    書籍『怖い絵』で有名な作品。ろうそくを前にもの思いにふける「夜の絵」と対照的な、今悪事を働こうとするいかさま師たちの絵です。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』(Le Tricheur à l’as de carreau) 1636 – 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵

    展示室変更、貸し出し・修復中などで展示されていない場合もあります。美術館のサイトをご確認ください。

    目次

    『いかさま師』(Le Tricheur à l’as de carreau) 1636 – 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    Salle 912, Aile Sully / シュリー翼912展示室Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, RF 1972 8

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』(Le Tricheur à l’as de carreau) 146 × 106 cm 1636 – 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『いかさま師』

    今まさにカモられようとしている若者。

    中央の女の合図で、悪事が始まる瞬間です。

    グルの給仕女と手前の実行犯の顔は陰になっており、彼らが「良からぬ人種」であることを示しているようです。

    男は袖でさりげなく稼いだ金を隠しており、腰のベルトには、隠していたダイヤのエースが…。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『いかさま師』

    袖の長い飾りも、若者からの目隠しの役割りを果たしていると思われます。

    この時代のカードにはまだキングやクイーンの図柄、K、J などのアルファベットも描かれていませんね。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『いかさま師』 Ferdine75

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『ダイヤのエースを持ついかさま師』 CC-BY-2.0

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『ダイヤのエースを持ったいかさま師』

    中央の女が持つカードの裏面も白地です。

    ここに爪で傷をつけたり故意に汚れをつけるなどして、いかさまの目印に使う、というわけですね。

    登場人物の衣装

    この頃、袖というのは服(ボディス)に留めて使用する、着脱可能なものでした。

    中央の女性の袖にはスラッシュが入っていて、ボタンで服本体に留められているのが判りますね。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 – 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『いかさま師』

    右側の青年が着ている豪華なベストには、美しい刺繍が施されています。

    手触りの良さそうなシルクの袖は、華やかな色のリボンで留められています。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 – 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『いかさま師』

    『怖い絵』の著者、中野京子氏もこの若者の身に着けているものについて仰っています。

     凡庸さをカバーするかのように、若者は美々びびしく着飾っている。といっても、誰もが身分家柄にふさわしい衣服を身につけることが求められていた時代なので、彼が必要以上に派手にしているというわけでもない。高位貴族か、大商人の息子ならごくふつうの、だが庶民からすればぜいらした装いである。鮮やかなオレンジ色に染めた大きな羽根付き帽、金糸銀糸で刺繍模様をほどこしたサテン地のベスト、赤いクラバットと肩袖の飾りはつやのある絹製だし、たっぷりした白地の袖のカフス部分は手の込んだ金糸銀糸で華麗に縫い取りされている。

    中野京子(著). 『怖い絵』.角川文庫. p.17.

    岩波書店『ヨーロッパ中世ものづくし メガネから羅針盤まで』から、登場人物の「袖」について

    ジョルジュ・ド・ラトゥールの絵画『いかさま師』の中の「袖」

    無表情を装う給仕女の頭には羽根飾りがありますが、『「世界の名画」謎解きガイド』(PHP文庫)によると、これは後世に「描き加えられた」とあります。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『いかさま師』

    有名なラ・トゥールの絵が、中野京子氏の本によって更に有名になりました。もしまだお読みでないなら、一読されることをお勧めします。衣装やトランプのカードについても言及されています

    三つの誘惑「賭博」「酒」「淫蕩」

    ギャンブルが流行し、公営の賭博場もあったという17世紀のパリ。

    本作は当時の道徳論において「最も重大な誘惑」とされた、賭博・酒・淫蕩いんとうの三つが描かれています。

    賭博は今やっている真っ最中。

    給仕女がワインを差し出し、中央に座る女は娼婦といったところ。

    誘惑に身を委ね、オトナの世界にデビューした若者は、手元のカードに自分の勝ちを確信しているようです。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『ダイヤのエースを持ついかさま師』 Ferdine75

    彼の前にはそれまでに獲得した金が。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『ダイヤのエースを持ついかさま師』 Ferdine75

    今開始されようとするいかさまに「気をつけて!」と彼に言ってあげたいか、またはオトナの世界の洗礼として、「カモられる場面を見てみたい」と思いながら観るか…どちらでしょう?

    もうひとつの『いかさま師』

    The Cheat with the Ace of Clubs /『クラブのエースを持ったいかさま師』 1630 – 1634年頃 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール キンベル美術館蔵

    The Cheat with the Ace of Clubs, c. 1630-34, Georges de La Tour (1593 – 1652), AP 1981.06, Kimbell Art Museum /『クラブのエースを持ったいかさま師』 1630 - 1634年頃 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール キンベル美術館蔵
    『クラブのエースを持ったいかさま師』(The Cheat with the Ace of Clubs) 1630 – 1634年頃 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール キンベル美術館蔵

    引用元:『クラブのエースを持ったいかさま師』

    キンベル美術館The Cheat with the Ace of Clubs, c. 1630-34

    ルーヴル美術館の「いかさま師」によって使われているのは、「ダイヤのエース」です。

    それに対して、キンベル美術館のいかさま師の手にあるのは「クラブのエース」。

    他にも、給仕女のターバンには羽根飾りはありませんし、若者の衣装も異なりますね。

    いわゆる「ダチョウの卵」と呼ばれる、中央の女性の顔かたち。その表情も若干違っています。

    また、卓上にある女のカードは完全に伏せられていますが、ルーヴル美術館版では少し立てられていますよね。

    女は手元のカードをちらりと見て確認し、今この瞬間に悪事の決行を決めたかのように見えます。

    Le Tricheur à l’as de carreau, 1636 / 1640, La Tour, Georges de, RF 1972 8, Louvre, The Cheat with the Ace of Diamonds,『いかさま師』 1636 - 1640年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『いかさま師』 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『いかさま師』

    ところで、『モチーフで読む美術史 2』には『クラブのエースを持ったいかさま師』について、このような記述もあります。

    カモの青年の持つ札にも違いがあり、平泉千枝氏によれば、キンベル美術館の作品のほうでは、青年がこれから大逆転するチャンスも示されているという。

    宮下規久朗(著). 2015-7-10. 『モチーフで読む美術史 2』. ちくま文庫. p.200

    大逆転とは、ギャンブルの世界は奥が深い…。

    『モチーフで読む美術史 2』は【hanna and books】でご紹介しています

    「一角獣」のモチーフの話(『モチーフで読む美術史 2』から)

    「いかさま」というテーマ

    The Cardsharps /『トランプ詐欺師(いかさま師)』 1596 – 1597年頃 カラヴァッジョ キンベル美術館蔵

    The Cardsharps, c. 1596–97,Caravaggio (Michelangelo Merisi), Italian, AP 1987.06, Kimbell Art Museum, 『トランプ詐欺師』(いかさま師) 1596 - 1597年頃 カラヴァッジョ キンベル美術館蔵
    『トランプ詐欺師(いかさま師)』(The Cardsharps) 1596 – 1597年頃 カラヴァッジョ キンベル美術館蔵

    引用元:『トランプ詐欺師』

    キンベル美術館The Cardsharps, c. 1595

    Good Luck /『女占い師』 1596 – 1597年 カラヴァッジョ カピトリーニ美術館蔵

    Good Luck, 1596-1597, Caravaggio (Michelangelo Merisi, Milan 1571 - Porto Ercole 1610), Inv. PC 131, Musei Capitolini /『女占い師』 1596 - 1597年 カラヴァッジョ カピトリーニ美術館蔵
    『女占い師』(Good Luck) 1596 – 1597年 カラヴァッジョ カピトリーニ美術館蔵

    引用元:『女占い師』

    カピトリーニ美術館Good Luck

    La diseuse de bonne aventure /『女占い師』 1595 – 1598年頃 カラヴァッジョ ルーヴル美術館蔵

    Salle 712, Aile Denon / ドゥノン翼712展示室La diseuse de bonne aventure, 1595 / 1598, INV 55 ; MR 105

    La diseuse de bonne aventure, 1595 / 1598, Caravage (Michelangelo Merisi, dit Caravaggio), INV 55 ; MR 105, Louvre, The Fortune Teller, 『女占い師』 1595 - 1598年頃 カラヴァッジョ ルーヴル美術館蔵
    『女占い師』(La diseuse de bonne aventure) 1595 – 1598年頃 カラヴァッジョ ルーヴル美術館蔵

    引用元:『女占い師』

    無垢でうぶな若者から指輪を抜き取るわ、いかさまトランプに引きずり込んでカモにするわ、「ひとを騙す」主題の風俗画を描いた、イタリア出身の画家・カラヴァッジョ。

    『もっと知りたい カラヴァッジョ』(東京美術)によると、カラヴァッジョが『トランプ詐欺師』を描いた当時のローマでは、この主題は大変珍しかったそうです。

    その後この主題は流行し、ラ・トゥールも『いかさま師』を完成させます。

    さらに、ラ・トゥールはカラヴァッジョの絵画にはいなかった犯罪の黒幕を登場させました。

    その結果、ラ・トゥールの『いかさま師』は、仲間同士の目配せが非常に強い印象を残す作品になりました。

    The Fortune-Teller /『女占い師』 おそらく1630年代 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール メトロポリタン美術館蔵

    The Fortune-Teller, probably 1630s, Georges de La Tour (French, Vic-sur-Seille 1593–1652 Lunéville), Object Number: 60.30, The Metropolitan Museum of Art, 『女占い師』 おそらく1630年代 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール メトロポリタン美術館蔵
    『女占い師』(The Fortune-Teller) おそらく1630年代 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール メトロポリタン美術館蔵

    引用元:『女占い師』

    メトロポリタン美術館『女占い師』

    悪い女たちの餌食にされている、育ちの良さそうな青年。

    メトロポリタン美術館の解説に、「銘文には彼が住んだロレーヌ公国の町、リュネビルの名前が確認できます。」とあります。

    ルーヴル美術館にあるジョルジュ・ド・ラ・トゥールの絵画を堪能する

    Georges de La Tour /「夜の画家」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593年3月 – 1652年1月30日)

    ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは、ロレーヌ地方のパン屋の家に生まれました。

    1617年に裕福な新興貴族の娘と結婚。

    1620年、妻の出身地リュネヴィルに移り住み、ロレーヌ公アンリ2世の庇護を受けます。

    その後ロレーヌがフランスの支配下に入るとラ・トゥールはパリに出て、1639年にフランス国王ルイ13世の「国王付画家」となりました。

    初期には風俗画を多く描きましたが、やがてろうそくの光を効果的に用いた宗教画を手掛けるようになります。

    カラヴァッジョを思わせる明暗の効果ですが、ろうそくによって照らし出された人物の横顔が、自らの心の内を覗き、深いところで対話をしているようです。

    静謐さの中に深い精神性を感じさせることから、ラ・トゥールは「夜の画家」「夜の巨匠」とも呼ばれます。

    このような「夜の絵」に対して、『いかさま師』は「昼の絵」とされます。

    ルーヴル美術館所有のラ・トゥール作品を掲載

    ラ・トゥールの『いかさま師』『聖ヨセフ』他(シュリー翼)

    Saint Joseph charpentier /『聖ヨセフ』 1642 – 1644年

    Salle 912, Aile Sully / シュリー翼912展示室Saint Joseph charpentier, 1642 / 1644, RF 1948 27

    Saint Joseph charpentier, 1642 / 1644, La Tour, Georges de, Louvre, RF 1948 27, Joseph the Carpenter,『聖ヨセフ』 1642 - 1644年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『聖ヨセフ』(Saint Joseph charpentier) 1642 – 1644年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『聖ヨセフ』

    Saint Sébastien soigné par sainte Irène /『イレネに介抱される聖セバスティアヌス』 1649年頃

    Salle 912, Aile Sully / シュリー翼912展示室Saint Sébastien soigné par Irène, vers 1649, RF 1979 53

    Saint Sébastien soigné par sainte Irène, vers 1649, La Tour, Georges de, Louvre, Saint Sebastian Tended by Saint Irene,『イレネに介抱される聖セバスティアヌス』 1649年頃 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『イレネに介抱される聖セバスティアヌス』(Saint Sébastien soigné par sainte Irène) 1649年頃 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『イレネに介抱される聖セバスティアヌス』

    La Madeleine à la veilleuse dite La Madeleine Terff /『灯火の前のマグダラのマリア』 1642 – 1644年

    Salle 912, Aile Sully / シュリー翼912展示室La Madeleine à la veilleuse dite La Madeleine Terff, 1642 / 1644, RF 1949 11

    La Madeleine à la veilleuse dite La Madeleine Terff, 1642 / 1644, La Tour, Georges de, RF 1949 11, Louvre, The Penitent Magdalene,『灯火の前のマグダラのマリア』 1642年 - 1644年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ルーヴル美術館蔵
    『灯火の前のマグダラのマリア』(La Madeleine à la veilleuse dite La Madeleine Terff) 1642 – 1644年 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    引用元:『灯火の前のマグダラのマリア』

    ラ・トゥールは同じ主題を繰り返し描いています。

    例えば、『灯火の前のマグダラのマリア』は、ルーヴル美術館以外にも、メトロポリタン美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館にあります。

    生前国王付きの画家の称号まで手にしたにも関わらず、ラ・トゥールは200年もの長い期間忘れられていました。

    彼の生きた時代は、30年戦争があった戦乱の時代でした。

    彼の作品は失われ、現存しているのは約40点余りです。

    深い精神性を感じさせる絵を描きながら、ラ・トゥールという人物はかなり「イヤなヤツ」だったとそうです。

     成金、傲慢、乱暴、世渡り上手…、この巨匠について知れば知るほど作品のイメージとは真逆の人物像が浮かびあがります。恨み疎まれ、裁判まで起こされ…、生きざまもカラヴァッジオのようですが、ラ・トゥールの活躍した時代は戦乱の世。生き抜いて自分の道を貫くには仕方がなかったのかもしれません。

    有地京子(監修). 青い小鳥アート研究室(編). 2019-12-13. 『マンガでわかるルーヴル美術館の見かた』.誠文堂新光社. p.171.

    『名画のすごさが見える 西洋絵画の鑑賞事典』にもありますが、「周囲の人々とたびたびトラブルを起こすなど、静謐な画風とはおよそ結びつかない」人柄だったようです。

    いや、でも、きっと、彼の本質は、たぶん…。

    youtube の解説動画 | APPRENEZ À TRICHER – Georges de la Tour, le tricheur à l’as de carreau !

    Sous la toile 様の動画です。間近で(かぶりつきで)観ているような気分になれます。他の絵画も出てきますので、ぜひ。

    主な参考文献
    • 有地京子(監修). 青い小鳥アート研究室(編). 2019-12-13. 『マンガでわかるルーヴル美術館の見かた』.誠文堂新光社.
    • 大友義博(監修). 2014-10-12. TJMOOK 『一生に一度は見たい ルーヴル美術館BEST100』. 宝島社.
    • 宮下規久朗(編著). 2011-10-30. 『不朽の名画を読み解く 見ておきたい西洋絵画70選』. ナツメ社.
    • 佐藤晃子(著). 2016-01-10. 『名画のすごさが見える 西洋絵画の鑑賞事典』. 永岡書店.
    • 宮下規久朗(著). 2015-7-10. 『モチーフで読む美術史 2』. ちくま文庫.
    • 中野京子(著). 『怖い絵』. 角川文庫.

    ルーヴル美術館所有のラ・トゥール作品一覧

    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!
    目次