「大英博物館の顔」のひとつとして、2003年発行の大英博物館250周年記念の切手のデザインに選ばれた、神官デニトエニアメンの棺です。彩色が素晴らしいですね。

目次
神官デニトエニアメン( Denytenamun )の棺 紀元前1000年頃 大英博物館

引用元:デニトエニアメンの棺 Steve F-E-Cameron (Merlin-UK) CC-BY-SA-3.0,2.5,2.0,1.0
古代エジプトの神官、デニトエニアメンの棺です。
カラフルですね(^^)。
丸顔が素敵。美形。
しかし、棺の中のデニトエニアメンは中年男性です。
「デニトエニアメン」は、大英博物館の「顔」のひとりとして、大英博物館250周年記念の切手のデザイン(2003年発行)に選ばれました。
この切手がね、スーパーカッコいいんです。足元に切手のサンプルが展示されてますね。
大英博物館のサイトではこの棺を正面から見ることができます。
拡大すると、棺に描かれている葬送の場面がよりわかり易く見ていただけます。

引用元:デニトエニアメンの棺 Steve F-E-Cameron (Merlin-UK) CC-BY-SA-3.0,2.5,2.0,1.0
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引用元:デニトエニアメンの棺 正面 Ricardo Tulio Gandelman CC-BY-2.0
『ミイラ解体』(學藝書林)によると、第21王朝の頃の棺の様式は「襟飾りの上に手を置く表現、内面や足元に装飾を施している」のだそうです。
この美し過ぎる装飾。ぱっと見、金糸で刺繍された日本の着物かと思ってしまいました。
第21王朝時代の棺の意匠についても描かれています
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