バロック– tag –
16世紀末から17世紀初頭にかけイタリアのローマ、マントヴァ、ヴェネツィア、フィレンツェで誕生し、ヨーロッパの大部分へと急速に広まった美術・文化の様式。
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ダイヤのエースを持つ『いかさま師』(ラ・トゥール作)
ろうそくを前にもの思いにふける「夜の絵」と対照的な、今悪事を働こうとするいかさま師たちの絵。他に『聖ヨセフ』、『灯火の前のマグダラのマリア』なども掲載しまし... -
風景の中に佇む王『狩場のチャールズ1世』(ヴァン・ダイク作)
なぜイングランド王の絵がフランスの美術館にあるのでしょうか?ルーヴル美術館の、アンソニー・ヴァン・ダイクの『狩場のチャールズ1世』を解説します。 『狩場のチャ... -
ナルキッソスを見つめるエコー『エコーとナルキッソス』(プッサン作)
自分大好き「ナルシスト」の語源になった神話『エコーとナルキッソス』。バロック期に活躍したフランスの画家プッサンが描いた、ナルキッソスの死の場面です。 『エコー... -
レンブラントの弟子による『ダヴィデ王の手紙を持つバテシバ』(ドロスト作)
闇に浮かぶ美しい裸婦像。レンブラントの弟子のひとりで、若くして亡くなったウィレム・ドロストの『ダヴィデ王の手紙を持つバテシバ』です。 『ダヴィデ王の手紙を持つ... -
ドメニキーノの『リナルドとアルミーダ』
トルクァート・タッソの叙事詩『エルサレムの解放』の物語のひとつ、「リナルドとアルミーダ」。ドメニキーノのアルミーダはとても魅力的です。 『リナルドとアルミーダ... -
フェルメールの『地理学者』が着るは「ヤポンス・ロック」
フェルメールの絵画『地理学者』。絵のなかの男性が着ているガウンの正体とは? 『地理学者』( The Geographer, 1669 ) 1669年 ヨハネス・フェルメール シュテーデ... -
ルーベンスとヴィジェ=ルブランの「麦わら帽子」
英国ナショナル・ギャラリーで観られる、ルーベンスの「麦わら帽子」とエリザベート・ヴィジェ=ルブランによるオマージュ「麦わら帽子の自画像」。 『シュザンヌ・フー... -
1670年代の髪形ハールーベアルー / ユルリュベルリュ(キャベツ巻き)とフォンタンジュ
女性のファッションに変化が現れてきた、1670年代。服や髪形に「過剰な装飾」が見られるようになってきます。 アンナ・マリーア・ルイーザ・デ・メディチ( Anna Maria ... -
女王クレオパトラが蛇に噛ませたのは胸?腕?
クレオパトラは自らの胸を毒ヘビに噛ませて自殺したと言われますが、彼女の腕には小さな刺し傷が二か所残っていたそうです。 『クレオパトラの死』( Selbstmord der Kl... -
デヴォンシャー公爵夫人が被るつば広の帽子「ゲインズバラ・ハット」
18世紀の画家トマス・ゲインズバラの『デヴォンシャー公爵夫人ジョージアナの肖像』。公爵夫人が被っている大きな帽子の名の由来と、同じ頃流行したモスリン製ドレスを...