17世紀– tag –
-
1609年、コンデ公アンリとシャルロットの「罪なき誘拐」と戦争危機
フランス王「アンリ」4世の恋と、彼の親戚のコンデ公「アンリ」2世と妻シャルロットの逃避行のお話です。 シャルロット=マルグリット・ド・モンモランシーの肖像 1610... -
フェルメールの『地理学者』が着るは「ヤポンス・ロック」
フェルメールの絵画『地理学者』。絵のなかの男性が着ているガウンの正体とは? 『地理学者』( The Geographer, 1669 ) 1669年 ヨハネス・フェルメール シュテーデ... -
ルーベンスとヴィジェ=ルブランの「麦わら帽子」
英国ナショナル・ギャラリーで観られる、ルーベンスの「麦わら帽子」とエリザベート・ヴィジェ=ルブランによるオマージュ「麦わら帽子の自画像」。 【『シュザンヌ・フ... -
フランチェスコ・アイエツの『水浴のスザンナ』とドミニク・アングルの『グランド・オダリスク』
19世紀イタリアの画家フランチェスコ・アイエツの『水浴のスザンナ』と『オダリスク』。アイエツに影響を与えたドミニク・アングルの『グランド・オダリスク』も掲載し... -
1670年代の髪形ハールーベアルー / ユルリュベルリュ(キャベツ巻き)とフォンタンジュ
女性のファッションに変化が現れてきた、1670年代。服や髪形に「過剰な装飾」が見られるようになってきます。 アンナ・マリーア・ルイーザ・デ・メディチ( Anna Maria ... -
バスティーユ牢獄でお食事を
バスティーユ牢獄の食事が意外に豪勢だった、というハナシです。 バスティーユの見取り図 【バスティーユ牢獄】 1789年7月14日は、フランス革命におけるバスティーユ陥... -
ジョルジュ・ド・ラトゥールの絵画『いかさま師』の中の「袖」
ルーヴル美術館とキンベル美術館にあるジョルジュ・ド・ラ・トゥールの『いかさま師』。一枚の絵の中に見られる登場人物たちの「袖」のいろいろです。 『ダイヤのエース... -
女王クレオパトラが蛇に噛ませたのは胸?腕?
クレオパトラは自らの胸を毒ヘビに噛ませて自殺したと言われますが、彼女の腕には小さな刺し傷が二か所残っていたそうです。 『クレオパトラの死』( Selbstmord der Kl... -
デヴォンシャー公爵夫人が被るつば広の帽子「ゲインズバラ・ハット」
18世紀の画家トマス・ゲインズバラの『デヴォンシャー公爵夫人ジョージアナの肖像』。公爵夫人が被っている大きな帽子の名の由来と、同じ頃流行したモスリン製ドレスを... -
画家ヴァン・ダイクの名が付いたレースとヒゲ
「ヴァン・ダイク」と聞いて、思い浮かべるものはどれでしょう?画家アンソニー・ヴァン・ダイク、高級そうなレース、山羊のようなヒゲ、茶色の絵の具? 『チャールズ1...