HANNA– Author –
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トトメス3世妃の頭飾りと東京国立博物館所蔵「婦人頭飾断片」
古代エジプト、新王国時代の墓から出土した、トトメス3世妃の頭飾りについて。これと似た飾りが上野の東京国立博物館にあります。 トトメス3世妃の頭飾り 第18王朝(新... -
トウガラシ、ハンガリーにやってくる。
ハンガリーを代表する料理グヤーシュにはパプリカ・パウダーが使われています。この「パプリカ」は何処からやってきたのでしょうか。 「インド・ロング・ペッパー」 15... -
「東洋」を描いた画家ジャン=レオン・ジェローム
自分たちのいる世界とはまた違った、エキゾティックなものや風習って惹かれますよね。 19世紀、通常は入れないハーレムやそこに住むオダリスクたちを「想像で」リアルに... -
名画と歴史の中のブリオッシュ
印象派の画家マネやロココ期の画家シャルダンの作品にも描かれているブリオッシュ。「パンがなければお菓子を食べればいい」という言葉に出てくるお菓子とはブリオッシ... -
なぜ「ゴマ」なのか?『アリババと40人の盗賊』の呪文
「アラビアンナイト」の『アリババと40人の盗賊』、の中の呪文「開け、ゴマ!」。なぜ「ゴマ」なのか。昔から不思議に思っておりました。諸説ある中からひとつ、英国で... -
デヴォンシャー公爵夫人が被るつば広の帽子「ゲインズバラ・ハット」
18世紀の画家トマス・ゲインズバラの『デヴォンシャー公爵夫人ジョージアナの肖像』。公爵夫人が被っている大きな帽子の名の由来と、同じ頃流行したモスリン製ドレスを... -
画家ヴァン・ダイクの名が付いたレースとヒゲ
「ヴァン・ダイク」と聞いて、思い浮かべるものはどれでしょう?画家アンソニー・ヴァン・ダイク、高級そうなレース、山羊のようなヒゲ、茶色の絵の具? 『チャールズ1... -
チャールズ1世の娘メアリー・ヘンリエッタ・ステュアートの肖像(ボストン美術館)
フランドル出身の画家アンソニー・ヴァン・ダイクは英国王チャールズ1世や彼の家族の姿を描きました。今回はチャールズ1世の王女、メアリー・ヘンリエッタ・ステュアー... -
貴婦人の首元に咲く車輪のようなラフの花
ラフ、カートウィール・ラフ、リバト、エリザベス・カラー、メディチ・カラー、レタス襟など、16世紀から17世紀の襟のいろいろ。 『侯爵夫人ブリジダ・スピノラ・ドーリ... -
17世紀、貴婦人たちの食卓にフォークが無い
1600年代の貴婦人たちの食事風景です。彼女たちの食卓にナイフはありますが、現在私たちが日常的に使っているアレが無いようです…。 『夫の留守中の貴婦人たちの会話』...