HANNA– Author –
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フランソワ・クルーエの肖像画で見る1500年代後半のフランス宮廷
1570年、神聖ローマ皇帝の長女アナはスペインに嫁ぎ、次女エリザベートはフランスに嫁ぎます。 肖像画家フランソワ・クルーエの作品でヴァロワ朝の人物を見ていきます。... -
ヴェルディの『ドン・カルロ』ヒロインのモデル、エリザベート・ド・ヴァロワ
ヴェルディのオペラ『ドン・カルロ』のヒロインのモデル、フランス王女、エリザベート・ド・ヴァロワ。 偉大な画家たちが描いたエリザベート・ド・ヴァロワの姿と、『ド... -
肖像画に見る1500年代前半の首飾りとメアリー1世の真珠「ラ・ペレグリーナ」
1500年代の首飾りと、その持ち主たち。後半に持ち主たちの所属する王室、婚姻関係の状況をまとめました。 イングランド女王メアリー1世(1516年-1558年) 1554年 ア... -
19世紀の歴史画に描かれたカスティーリャ「狂女王」フアナ
神聖ローマ皇帝カール5世の生母、15~16世紀のカスティーリャ女王フアナを描いた19世紀の絵画で、その人生を辿ります。 『狂女王フアナ』 1877年 フランシスコ・プラ... -
1609年、コンデ公アンリとシャルロットの「罪なき誘拐」と戦争危機
世界史には「アンリ」という名前がよく出てきます。今回はフランス王の「アンリ」の恋と、彼の親戚のコンデ公「アンリ」の逃避行のお話です。 シャルロット=マルグリッ... -
サド侯爵、ローマでベルニーニの聖女とステファノ・マデルノの『聖チェチリア像』を観る。
18世紀後半。ローマを訪れたサド侯爵が観たベルニーニの作品『聖テレサの法悦』『聖ビビアーナ』『福女ルドヴィカの法悦』と、ステファノ・マデルノの『聖チェチリア像... -
プシューケーとクピドの物語 主な絵画とアントニオ・カノーヴァの彫刻
今回は、神話に登場するプシューケ―とクピド(アモール)の物語です。主要な絵画作品と、イタリアの巨匠カノーヴァの彫刻を観て行きます。 『アモールとプシュケ(アモ... -
目利きの枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼとボルケーゼ美術館のコレクション
ローマにあるボルケーゼ美術館には、名門ボルケーゼ一族のひとり、シピオーネ・ボルケーゼが集めた数々のコレクションが収められています。 今回は代表的な絵画と、ベル... -
古代エジプトのミイラとその髪の毛
今回は「古代エジプトでかつらをかぶる」の記事の続きです。後半ではミイラの画像も出てきます。 「死者の書」に描かれたネジェメト王妃 紀元前1050年頃 画像の上でク... -
古代エジプトでかつらをかぶる。
「一瞬行った気になる古代エジプト」。まだ身支度中です。身体も洗い、アイラインもくっきり引き、アイシャドウもキレイに塗りました。次はかつらを着けます。 ネフェル...