HANNA– Author –
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1609年、コンデ公アンリとシャルロットの「罪なき誘拐」と戦争危機
フランス王「アンリ」4世の恋と、彼の親戚のコンデ公「アンリ」2世と妻シャルロットの逃避行のお話です。 シャルロット=マルグリット・ド・モンモランシーの肖像 1610... -
ルイ12世妃マリー・ダングルテールの「胎児管理人」
イングランド王ヘンリー8世の妹メアリー王女は、年の離れたフランス王ルイ12世と政略結婚します。しかしルイは結婚後わずか三ヶ月で急逝。果たしてメアリーは亡き王の子... -
19世紀の歴史画に描かれたカスティーリャ「狂女王」フアナ
神聖ローマ皇帝カール5世の生母、カスティーリャ女王フアナ。19世紀の絵画で、フアナの人生を辿ります。 『狂女王フアナ』( Doña Juana "la Loca" ) 1877年 フラン... -
フェルメールの『地理学者』が着るは「ヤポンス・ロック」
フェルメールの絵画『地理学者』。絵のなかの男性が着ているガウンの正体とは? 『地理学者』( The Geographer, 1669 ) 1669年 ヨハネス・フェルメール シュテーデ... -
ルーベンスとヴィジェ=ルブランの「麦わら帽子」
英国ナショナル・ギャラリーで観られる、ルーベンスの「麦わら帽子」とエリザベート・ヴィジェ=ルブランによるオマージュ「麦わら帽子の自画像」。 『シュザンヌ・フー... -
『吸血鬼カーミラ』の中の飲み物 チョコレート
平井呈一氏の格調高い翻訳が堪能できる、レ・ファニュの『吸血鬼カーミラ』(創元推理文庫)。 ある令嬢の、19歳の時に起きた出来事を回想する手記形式の物語です... -
ベリー公ジャンのいとも豪華なる塩入れ「ネフ」
ランブール兄弟の『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』。「1月」の絵に描かれている「ネフ」についてです。 『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』(1月) 1412年と1416年... -
メリュジーヌ伝説と『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』の3月
中世フランス王の弟で、「金持ちおじさん」であるベリー公ジャン1世がランブール兄弟に作らせた、『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』の3月の図。塔の上には何かが飛ん... -
「かみのけ座」になったベレニケ2世の美髪
神話になった、紀元前3世紀頃のプトレマイオス朝に実在した人物、ベレニケ2世のお話です。 ベレニケ2世(プトレマイオス3世時代の貨幣) メトロポリタン美術館蔵 ベレ... -
ルイ9世のところの嫁姑問題 ブランシュ・ド・カスティーユとマルグリット・ド・プロヴァンス
多くのお宅に有りそうな「嫁と姑の問題」。ルイ9世のお宅の場合はこのような感じだったようです。 『フランス王聖ルイと小姓』 エル・グレコ 1590-1600年頃 ルーヴ...